話がかみ合わない。私にとって、「ロハス」といえば、あいつしかいない。1970年9月、J・ライト級タイトルマッチで王者・沼田義明に挑戦したラウル・ロハス(米国)である。
小学生からボクシングを見続けてきた私は、この一戦を今も最も劇的な試合として記憶している。2ラウンドに沼田が先制のダウンを奪うが、ロハスは猛然と反撃に転じる。4ラウンドにボディーブローでダウンを奪い返し、沼田を苦しめる。5ラウンド、コーナーに詰まった沼田はダウン寸前。もうだめかと思われたとき、沼田の放った大きなアッパーがものの見事にロハスのあごをとらえ、大逆転を演じた。
この一戦が印象的なのは、「精密機械」の異名をとった沼田が荒っぽい大技でロハスの野望を砕いたことにある。ロハスは打ち合いに持ち込み、タイトルに手が届いたと思ったのではないか。マットに崩れ落ちるロハスの姿に、ボクシングの怖さを見た。
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誕生日を書いてある血統書をタンスの中から出すのが面倒なので確認していないが、さくらは4歳になった(と思う)。プレゼントは真っ赤な首輪だ。